奈良県の交通事故の特徴

交通事故には、地域別に特徴があります。

 

高齢者が多い地域では、高齢者が加害者・被害者になる事故の割合が大きくなりますし、子どもが多い地域では、飛び出しによる交通事故が多発します。

本記事では、奈良県警が公表しているデータを元に、奈良で発生している交通事故の特徴を解説します。

今回お話するのは、

 

○全国で発生する交通事故の特徴

○令和元年の奈良県の交通事故発生状況

○歩行者が被害にあう事故の特徴

 

についてです。

全国の交通事故の特徴

死亡事故は減少傾向に

平成30年に全国で起こった交通事故の傾向として、死亡事故が減少傾向にある点が言えます。

交通事故で亡くなった方は3,532人と、人口あたり10万人あたり死者数も同様に減少傾向にあります。

 

しかし、高齢者の人口10万人あたりの交通事故死者数は、全年齢層の約2倍です。

高齢者が被害に遭うケースが増えてきているのが現状です。

 

また、全死者数の約半数が歩行中あるいは自転車に乗っているときに事故に遭っています。

そのうち7割が高齢者で、全体の約3分の2の被害者になんらかの法令違反がありました。

 

令和元年の奈良県の交通事故発生状況

発生事故件数は減少傾向

奈良県も、全国と同じく事故の数は減少傾向にあります。

 

平成30年に県下で発生した交通事故(※人身事故のみ)は、全部で4,016件でした。令和元年には、3,328件と、688件も減少しています。

これは、増減率でいうと、-17.1%となります。1年間で交通事故は2割弱も減少しているのです。

 

また、交通事故による死亡者数も減少しています。

平成30年には、45名の方が交通事故によって命を落としていましたが、令和元年には34名に減少しました。

増減率は、-24.4%です。

 

市町村別の事故発生件数を見ると、最も事故発生件数が多かったのは、奈良市の842件でした。

しかし、平成30年度は奈良市だけで1,032件の事故が発生しており、つまり1年間で190件減少していることとなります。

 

また、奈良県下で起こった交通事故(※人身事故)のうち、

 

約27%が出会い頭事故

約33%が追突事故

 

となっています。

 

奈良県警ホームページ「令和元年の奈良県の交通事故発生状況」 より

重大事故に繋がりやすい事故の特徴について

また、奈良県警は交通死亡事故など、令和元年に県下で起こった重大事故の特徴について、以下のように述べています。

 

○全死者のうち、高齢者が65%を占める

○自転車乗用中の死者・重傷者では高齢者の占める割合が4割、死傷者は10歳代の占める割合が4割

○飲酒運転による死亡事故は7件で、飲酒事故件数の14.9%である。この死亡事故へのなりやすさは、飲酒なしと比べて18.6倍である。

○一般道路におけるシートベルト非着用の致死率は0.40%であり、シートベルト着用と比べて致死率は約2倍である。

 

奈良県警ホームページ 令和元年における交通死亡事故の発生状況等について より

歩行者が被害に遭う重大事故について

歩行者の死亡事故については、

 

○交差点・単路における車両直進中の横断中死亡事故について、高齢者は高齢者以外と比べて約4倍となっている。

○特に夜間、左方向からの進行車両と衝突する事故が多い

 

という特徴があります。

 

重大事故の被害者となる歩行者の特性として

 

○安全に道路を横断するためには、右方向からの進行車両との距離よりも、左方向からの進行車両との距離を十分に確保する必要があるにも関わらず、横断可能と判断する距離を左右同じであると認識してしまう。

○安全確認から横断開始までに1、2秒の時間を要してしまう

横断中は左右を確認しない

 

といったものがあります。

また、歩行者との衝突事故を起こしてしまう自動車運転者の特性として、

 

○左方向からくる車両などに気を取られ、右方向から来る歩行者等の発見が遅れがちとなる

○フロントピラーやサイドバイザー(雨よけカバー)が死角となって、右方向からくる歩行者などが隠れてしまう

○すれ違い用前照灯(ロービーム)の照射範囲は左右で異なり、車両右前方の照射範囲が狭くなっている

 

というものがあります。

奈良県警ホームページ 歩行者の死亡事故について より

 

歩行者も、自動車運転者も、これらのポイントを少し意識するだけで、事故の防止が可能です。

交通事故の被害に遭わない、遭わせないためにも、ご自身の行動を再度確認してみてください。

 

交通事故被害でお悩みの方は弊事務所へご相談を

交通事故が発生した場合、被害者はけがの治療などで大変な時であるにもかかわらず、相手方と交渉しなければなりません。

そのうえ、保険会社は、支払金額等について、「できるだけ低く抑えようとする傾向」があります。

残念ながら「保険会社からの金額提示が受けた被害に見合わない」ということが少なくないのが現状です。

 

多くの交通事故被害者の方は、保険会社の担当者から、

「当社の基準では○○円となっていますので、これ以上支払うことができません。これは決まりなのです。」

などと言われて、なんとなく「そんなもんなんだな。」と思ってサインをされます。

 

しかし、実際は保険会社が提示する金額は、保険会社の基準でしかなく、裁判基準には遠く及ばないケースがほとんどです。

弊事務所では、少しでも交通事故被害者様が治療に専念し、今後も明るく生活できるようサポートを致します。

代理人として保険会社と交渉を行ったり、後遺障害の程度に応じた等級が認定され、適切な金銭的評価がされるよう弁護活動を行います。

交通事故に関するご相談料、着手金は無料でございます。どうぞ、お気軽にご連絡ください。

連絡先は、下記バナーにございます。

 

相談料着手金0円 お気軽にお電話ください。 TEL:0120-115-456 受付時間 平日10:00~19:00 土曜日相談実施 弁護士法人i 奈良法律事務所(奈良弁護士会)

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  4. 4 相談者様の要望を第一に、適正な損害賠償金の獲得を目指します。
  5. 5 専門家集団によるバックアップで相談者様をトータルサポートします。

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