男性（42歳）・後遺障害等級認定併合６級：自営業者の基礎収入の算定が課題になった高次脳機能障害の事例

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男性（42歳）・後遺障害等級認定併合６級：自営業者の基礎収入の算定が課題になった高次脳機能障害の事例

Ｎｏ.54

依頼者：男性（症状固定時　42歳）

等　級：併合６級
傷病名：高次脳機能障害
職業：自営業

【事故態様】バイクVS自動車
深夜の交差点において、点滅信号（黄色）のため減速して交差点に進入したところ、左方から進入した相手車と衝突し、バイクから投げ出されて頭部等を負傷しました。救急搬送され、リハビリテーションセンターに転院し、リハビリを継続していました。その入院中に奥様がご相談に来られました。

【交渉過程】
　被害者請求の結果、高次脳機能障害につき7級4号、右股関節に人工骨頭置換術を施しており、10級11号、嗅覚脱失につき、12級が認定され、併合6級と認定されました。

　
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交渉の結果…
自賠責保険より１２９６万円が支払われ、相手方保険会社より４２００万円の支払いを受けたため、最終的に５４９６万円を得ることができました！！

　　　　　　　　　　　　　　

■今回の解決のポイント■
今回の事故では、依頼者が自営業者（飲食店経営）であり、確定申告上の収入がかなり定額になっていたことから、逸失利益や休業損害算定のための基礎収入をどのように算定するかが大きな課題となっていました。税務申告を担当していた会計事務所より各種資料を入手し、過去の裁判例と照らし合わせながら、妥当な基礎収入を算定することができ、依頼者の納得できる水準での解決をもたらすことができました。保険会社との交渉でお困りの際は、是非一度弁護士にご相談いただきたいと思います。

※高次脳機能障害の専門部会・・・
自賠責保険では「高次脳機能障害の専門部会」を設置し、「特定事案」と位置づけた上で、詳しく審査を行い、後遺障害等級の認定をしています。