【事故態様】自転車VS自動車
依頼者が自転車に乗っていたところ、歩道に乗りかかって停車していた自動車のドアが突然開き、依頼者と衝突しました。依頼者は頭部や顔面を自動車のドアに強く打ち付け転倒しました。依頼者は相手保険会社の治療費負担のもと、手術や入院も含めて治療を継続していましたが、医師より症状固定との判断を受けました。そこで、今後相手保険会社とどのように損害額の交渉をしていけばよいか、またその前提として後遺障害の申請はできないのかと疑問・不安に思われ、当事務所にお越しになりました。

 

【交渉過程】
　被害者請求という後遺障害等級申請手続きにあたっては、最後まで治療をしてくれていた病院だけでなく、事故当初に搬送された病院にも協力を仰ぎ、適切な認定を受けられるように資料の収集に努めました。また、ご家族の意見書も重要な資料となるため、その作成もしっかりと行いました。各種資料を集めて申請した結果、妥当な後遺障害の認定を受けることができました。これに基づき、相手保険会社に対し、様々な損害項目に関し、こちらなりの計算結果を提示しました。特に、後遺障害が残存したことにより発生する慰謝料や逸失利益、そして将来介護費用等を中心に正確な算定を行ったうえで、損害提示しました。残った症状に照らすと、決して多額にすぎるとまではいえない損害額ではあるものの、一般論としては高額な賠償額に関する交渉のため、協議はやや長期に及びましたが、それでも、粘り強く交渉した結果、依頼者にもご家族にも満足いただける金額にまで上げることができました。

　
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交渉の結果…
１億８６５万４２３７円で示談することができました！！！